どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『没後150年 歌川国芳展 -幕末の奇才浮世絵師- <後期展示>@森アーツセンターギャラリー』なのだ

2012年02月10日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 前に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 森アーツセンターギャラリー2月12日まで開催していた<没後150年 歌川国芳展 -幕末の奇才浮世絵師->後期展示を見に行ったのだ


前期の時とわ ほとんどの作品が展示替えになっていて 約200点を展示していて 今回わ 混んでいたけど 自分たちのペースで きちんと見ることが出来たのだ

前に見た 前期の感想も 載せるのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/349f2349e89d8c4fb0284301be201ab9


後期展示の中でも ぼくが気になった作品を ちょっとご紹介するのだ

1番良かったと思うのわ <金魚づくし ぼんぼん>なのだ


擬人化した 金魚やおたまじゃくしが 手をつないで ぼんぼんを歌いながら 歩いているのだ 団扇の代わりが すくう網になっていたり 金魚の表情が面白いのだ


かなり前にも見たけど <「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」>わ いいのだ

画像がなくて 残念だけど これわ 着物の柄が 猫が集まって ドクロマークになっている面白い柄だったのだ


<「龍宮城 田原藤太秀郷に三種の土産を贈」>なのだ

これわ タイトルの通りで お魚がいっぱいいて 『お魚パラダイス』のようだったり 『お魚パレード』のようだったのだ


三枚続きの<其まゝ地口猫飼好五十三疋>や <「猫の当字」たこ>も良かったのだ





今回 前期と後期を合わせて 400点くらい 国芳の作品が見れて良かったのだ 国芳わ 武者絵だとカッコいいし 戯画とかだと 見ていて楽しいものが多くて もっともっと国芳の作品が好きになったのだ

1つ 希望を言えば 今回 前後期合わせて2つの<金魚づくし>が見れたけど 9点全部まとめて 見たかったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想載せるのだ


森アーツセンターギャラリー <没後150年 歌川国芳展 -幕末の奇才浮世絵師- (後期)> 2月12日(日)まで

http://www.roppongihills.com/art/macg/events/2011/12/macg_kuniyoshi.html




展示構成

第1章 武者絵 みなぎる力と躍動感

第2章 説話 物語とイメージ

第3章 役者絵 人気役者のさまざまな姿

第4章 美人画 江戸の粋と団扇絵の美

第5章 子ども絵 遊びと学び

第6章 風景画 近代的なアングル

第7章 摺物と動物画 精密な彫と摺

第8章 戯画 溢れるウィットとユーモア

第9章 風俗・娯楽・情報

第10章 肉筆画・版木・板本ほか

前期のほとんどの作品が入れ替えで、200点以上が展示されていました。


気になった作品

38.加賀屋版武者絵シリーズ 「那伽犀那尊者」

いかつい顔をした尊者が、壺?の中から龍を出していた。その龍の顔はおだやかで尊者のペットのよう。


39.加賀屋版武者絵シリーズ 「蝦蟇仙人」

愛嬌のある蝦蟇がたくさん。目がクリクリで結構かわいかった。


62.「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」

かなり前にも見たことがある作品。着物の柄が猫たちが集まってドクロの柄になっている。下駄もドクロ柄。


67.鬼若丸の鯉退治

三枚続きの作品。水流の模様、水のグラデーションがいい。


90.文覚上人那智の瀧荒行

那智の滝をダイナミックに縦三枚で表している。


101.「本朝武者鏡 橋姫」

橋姫が龍に襲われて(退治?してい)いる。龍は黒く邪悪な印象、それに対し橋姫は白の着物を纏っている。その着物の柄は、美しい模様の空摺りが施されていた。


110.「忠孝名誉奇人伝 左甚五郎」

左甚五郎の作った唐獅子や龍の彫刻が命を吹き込まれたように動き出す面白い作品。


114.「龍宮城 田原藤太秀郷に三種の土産を贈」

三枚続きの作品。竜宮城から帰る場面が描かれている。魚たちのパレードのようでした。


124.「木曽街道六十九次之内 六十八 守山 達磨大師」

ちょっとひょうきんでとぼけたお顔をした達磨大師が茶屋?でそばを食べている。しかもその量はすごく多くて、お腹もパンパンに膨れていた。


261.「東都三ツ股の図」

以前話題になったスカイツリーでは?と言われる作品。スカイツリーに見えるのは、井戸を掘るための櫓らしいが、スカイツリーを考えた方がロマンがあっていいのかもしれない。


307.「鼠よけの猫」

ネズミ除けのため、たくさん食べて大きくなったデブ猫ちゃんが描かれている。たぶん、使用したのでしょう。紙が結構痛んでいた。


325.「猫の当字」たこ


猫たちで『たこ』の当て字を作っている。猫がタコを加えていたりするので面白い。


339.「きん魚づくし ぼんぼん」


新たに発見されたもので、これで『金魚づくし』は9点になったそうです。擬人化した金魚が手をつなぎ、ぼんぼんを歌いながら歩いている。団扇のように見えるのは、金魚をすくう網で、なんともユニーク。


他にも、<「其まゝ地口猫飼好五十三疋」>は良かった。



会期末で結構混んでいたのですが、自分のペースでじっくり見れて良かったです。私の好みもあるのでしょうが、<戯画>が1番良かったような気がします。もし、また国芳の作品をまとめてみる機会があるのなら、『金魚尽くし』を9点揃った状態で見たい。


この後わ 国立新美術館に向かう途中にある ラーメン屋の<めんや 参○伍>でランチをしたけど そのことわ また 今度書くのだ