今日、田圃で鍬を振るう頭に鉄マイカという中国語?が浮かんだ。もちろん、NHK啓蒙TVからの知恵である。昼食時に検索した。麦を刈る人だから、鉄麦家の入力で鉄麦客;テツマイカ と即ヒット。2002年頃の番組で紹介され、トラクターのようなコンバインを連ね中国各地を移動する、麦刈り請負を専門にする人々のことである。対して、鉄化に圧されて安い単価で条件の悪い麦畑しか請け負えない、鎌一つの出稼ぎの人々を老麦客;ロウマイカ と呼ぶ。鄧小平の改革開放政策「先富論:先に富むことが出来る者から富んで良い」 が沢山の鉄マイカを生んでいる とあった。現在のことは知らない。
さて、老米客?の私。今日は倒伏した部分の稲草を鎌で刈って、土手に干した。倒伏場所がコンバイン乗り込み場の近くで、不幸なことに、進行方向に対抗して倒伏している。こうなると、刈り取った稲草を巧く移送チェーンに遅れなくなり、刈刃あたりで詰まって立ち往生となる。少しでもコンバイン作業の効率を思い、効率悪い老米客となった次第。


が、今の私にはとても中国麦客の仕事はできない。私の1時間の仕事量が彼らの1分分かもしれん。鎌を振るう作業が辛くなってきた。慢性コロナ肺とでも顰蹙覚悟で表現したい間質性肺炎で、呼吸機能=酸素取り入れ能 がどんどん劣化している。昨年6月の検査入院時に6分間歩行が課せられた。その折には、何の苦も感じられなかったが、スタッフが見せてくれた酸素取り入れ能=最近不足気味と言われる、パルスオキシメーター値 は健全若人ではフラットライナーで変化しないのに、私のでは中盤辺りから落ち込んでいた。さてそれが、最近では平地を歩くのもやや億劫となり始めておる。歩行検査は体の状況を正確に反映することがよく分かりだした。脚の動きは沢山の酸素を必要とするようだ。すこし急ぐとハァハァしてしまう。いよいよ4段階症状の2番目になるのかしら、身障者の仲間入りがちらつきだし、元気がなくなる。数日後にはコンバイン作業開始だな。