崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

日韓「ふれいあいステージ」公演観覧

2011年08月22日 05時40分28秒 | エッセイ
 馬関祭りの二日目の屋台が並んでいる中を歩き韓国民団の婦人会のところで迎えられ、チジミを食べた。払わしてくれず、ご馳走になったほかにお土産までいただいて恐縮、そして感謝。日本では異例なことであり、暖かく感じた。それから例年のように市民会館で日韓「ふれいあいステージ」公演を観覧した。釜山市からの「サムルノリ」と室内楽のアンサンブル、伝統舞踊やリズム跳躍などがあり、下関からは主に小中高学生たちの合唱、吹奏楽、電子ギターによるボーカルなどで日韓交代式に構成されていた。伝統舞踊は韓国のシャーマン儀礼の服装と踊りに基づいたものであり、私はわかりやすく全体の中でも目立った。音楽は音響が大き過ぎで音楽が騒音騒ぎのように聞こえたものもあった。全体の構成より日韓交代式になったのでクライマックスの設定など舞台構成がよくない。消灯してから幕が下りるなど全体として進行もよくなかった。
 この地域以外の都会から来た人は「小さい田舎の行事だから」と思うかもしれない。私は地方の特徴というか地方色、田舎風を入れることはよいとしても行事そのものは洗練されたものとしてほしい。いま山口県日韓親善協会の創立50周年記念行事を準備中であり、それを強調している。地方だからという弁明は通じない、格調高い「地方色」のある行事を望んでいる。それは都市のものを真似るばかりではなく、その地方文化を生かすことだと思っているからである。

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