崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「司法尊重」乱れ

2019年01月17日 05時11分32秒 | エッセイ
 昨日韓国から縁の深い二人のお客さんが訪ねて来られ、長く話した。その話の中で日韓関係に触れた。日韓関係が最悪であってもそれは「政治家たちの言動」でしかないという。彼らは「名士招請」として私の講演が主催側から突然直前に取り消された件にも触れた。釜山の東亜大学校に抗議の電話をし、主導の学生に「崔先生はそんな人ではない」と抗議したら「情報を聞いて動いたのだ」といわれたという。それはある種の内部告発かも知れないが、私はそれより私を支持してくれた友愛に感謝し、嬉しかった。かなり前にテレビでバッシングでがあった時は世明大学校の教授、教え子金弼東氏がテレビ局に抗議してくれたことを思い出した。
 「司法尊重」であれば、1965年日韓「条約」、2015年の日韓「合意」なども守るべきであろう。韓国だけではない。日本のゴーン氏の拘留、フランスの竹田氏問題など司法が社会を安定させるのではなく、むしろ混乱させている。沖縄が地方優先を主張し、国家を越えようとする。司法が国家を越えることは正義という価値を尊重するようであるが、地方が国家を越え、司法が国家を越え、社会を混乱させることになる。国民国家の存在自体を危くすることになり世界の秩序を混乱させることになる。
 

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