崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

都会と地方

2009年06月16日 05時36分18秒 | エッセイ
 現在日本では都会と地方はそれほど差がない。文化施設や生活文化など平均化されている。その先端の象徴的なものがコンビニ、セブンイレブンやローソンなどである。それらは交通の不便な農山魚村まで浸透していて、まるで帝国主義の手先のように広がって全国を統一していく。
 世界的に旅行して感じたことは地方都市の港や空港には行きたくない。地方の入管や税関などにかぎって人や制度が厳しく、融通がきかないからである。地方の行政や小規模の大学などの機関の事務員たちは規制ばかり厳しくして仕事の効率などには鈍感な人が多い。韓国や中国は長い歴史の中で中央集権のシステムが定着したので末端の官僚は権力を振り回して住民を抑圧してきた。
 今地方に住みながらも中央を把握し、中央を変えるような民主主義が必要な時代になっている。今後選挙が多く行われる。地方の人、若者が中央政治を変える時代である。本当の民主主義が定着してほしい。
 

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