崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ソウルから来客

2008年04月20日 05時52分04秒 | エッセイ
 古くから人間関係のある韓国の有名な出版社の会長、社長とともに私の広島大時代の学生あった崔錫栄氏ら3人が来宅された。いろいろ出版計画もあるが、情報交換とともに友情の親善訪問であるので教育院長の李先生の案内で下関の一角を散策した。日清講和条約の記念館に入って素朴すぎである展示についてむしろそれが本物の印象が強いという。私は粗末な展示には不満があったが、なるほどなと頷いた。
 来客たちはソウルが前日に27度まで上昇したので下関はより暑いと思って半袖の服装で来たが下関の最高気温が17度で肌寒く感じている様子である。また下関は古くから聞いて知っているイメージとしては大都会と想像したが、意外に小さく、歩く人がほぼ見えなく、廃れた風景に寂しさを感じるという。私は韓国から観光客が多く来て欲しいといったら福岡空港での税関のチェックが厳しくて1時間半も掛かって指紋、写真撮影など腹が立ったと返事する。私は昨年カナダからアメリカ・ボストンへ入国した時の厳しさを思い出し、世界的に越境はまだまだ難しいことを感じた。

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