崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

宮中舞踊

2010年06月09日 05時12分28秒 | エッセイ
 私の古希記念で踊ってくれる春鶯舞は朝鮮王朝の宮中舞踊である。王権の権威をあらわす舞であり、テンポと動作も遅く大きい。しかし喜ばせるために美しくする。雅楽は中国や日本にもあるものである。今の若者が好きなテンポが速いものとは極端に対照的なものである。鑑賞する人はそのポイントを見る必要がある。
 天皇の言葉は遅い。行動も鈍く感ずる。権威あると思われる。しかし私は若い時から足が速いといわれ、いまだに早い方である。権威のない貧弱な姿かもしれない。その私もテンポが落ちる歳になった。昨日「高齢受給証」を貰い本当に歳を認識することになった。これからテンポも遅く、行動もゆっくりするようになるかもしれない。行動が天皇のようになるより、天に昇るように心の準備が必要であろう。

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