崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

病院の理事長と朝餐しながら

2008年12月24日 09時34分20秒 | エッセイ
 韓国の友人で、ある大きい病院の理事長と朝餐をしながらいろいろな話をした。彼は私の専門を生かしたシャーマニズムの博物館を創設したこともある。彼は病院のほかに老人病院と葬式場も経営しており、現在繁盛している。しかし彼は病院の管理においてはあまりにも疲れたと言い出だした。精一杯治療しても医療ミスなどと言われ、訴訟を起こす人もいて、人間に失望と疲れをいつも感じていると言う。人間関係とは辛い関係という非常にネガチブな考え方の話を聞いて、私はこの世、世俗社会の腐敗を強く感じた。
 人間関係を楽しくしなければならないのではないかと思った。韓国のある教授から珍しいワインをお土産としてもらった。しかし、瓶が壊れて人が大勢みている中で漏れるワインを拭くという、大変なハプニングを起こした。ただワインの香りを共吸した。高級ワインを、大勢の人に披露してしまったような感もある。鞄には未だに香りがいっぱい残っている。このくらいのハプニングは旅行を記憶するのに悪くないと思っている。

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