極寒といえる寒さの中、宇部から堀研画伯ご夫妻はバラの花とワインを、小倉から大久保裕文氏は自作の野菜を、数日前にあんこう鍋を下さった朴仙容氏とともに来られ楽しい時間を過ごした。大久保氏は新著『雀様が語る日本』の表紙絵を描いた人であり、堀氏はその拙著を5冊も購入してくださった。遠くから来られて楽しく長く放談の「オンドル夜話」的時間であった。その夜話とは寒さと暖かさをハーモニーした状況を融和したものである。話は縦横無尽、李明博大統領の竹島上陸が政治的に困った野田総理に大きいプレゼントであったように、安倍総理の靖国参拝は困っている朴大統領に大きなお歳暮のようなプレゼントになったのではないかなどなど。掘氏ご夫妻は今大邱に住んでいる娘のまどかさんと孫を訪ねて、韓国の食べ物の美味しさと野菜の豊富さなど文化体験、スケッチもしてきたという。野菜の豊富な話には我が夫婦のパラオでの野菜と果物の貧弱さの話が加わった。皆本欄のブログやフェースブックを読んでいるので私が積極的に語ることはほぼなく、主に聞き手になった。下関に住んで8年、先住(?)の人の縄張りの壁を意識していたが我が夫婦も下関人になったようで縄張りを広げていっても良いほどになった気がする。この地域の新聞などでは「下関出身探し顕彰」傾向がいまだに強い。それはどんな価値観であろうか。たぶん住み心地の良いところという誇りであろうと思う。
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