崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

出版

2021年01月12日 06時26分55秒 | 日記

 およそ25年ほど前紹介を受けた出版社へ送った本の原稿のために二回も相談した。その後丸3年間音信がなく、原稿担当者から重病を告げられた。私は原稿の出版却下と思い、放棄した。その本がハート出版で超高速で進行し受賞作となった。このようなことは韓国でもあった。韓国での『朝鮮の風水』の原稿も10年間待って、戻してもらい、他の有名出版社の民音社から出版されベストになった。
 昨夜偶然ネットで放棄した編集者の増田敦子氏が64才で亡くなられたことを知った。草思社文庫「100万突破」などの本を多く担当した美女の淑女の死には驚いた。病気と知った当初は家内と手術に関しての相談をしていたが、手術、治療が進み通院していると聞いており、お元気でお仕事をされているとばかり思っていたのに、あまりも残念である。ご冥福を祈る。本欄では彼女との初対面について次のように記している。

  2016年01月26日 16時

 私は心臓の手術後初めての東京、両国の街を歩き、国技館、力塚、犬猫塚、吉良邸などを散策した。何から何まで新鮮に感じた。また田舎の鶏が東京のど真ん中で戸惑うような気分でもあった。やはり滑稽な失敗があった。30分前からホテルのロビーでわが夫婦は約束した人を待っていた。そこには身長が高い美人の女性も待っていた。彼女が有名な出版社の編集者の増田敦子氏であり、約束した方だった。我々は同じ時間に同じ場所で待っていてもお互いに初めての出会いだったので認識できなかった。約束時間になって西岡力教授が来られ紹介があり、そこで初めてあいさつを交わしたのである。新著の打ち合わせは…

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿