「国際BEAUTY産業学会」の研究大会が昨日、東亜大学で行われた。韓国、日本、中国から百人弱の研究者や専業者が集まった。圧倒的に女性が多った。私がいけた生け花を演壇に飾った。韓国人男の生け花には一味違った表情であった。皮膚、禿頭などの治療とケアー、美容などが話題になった。研究のテーマが美であり、行動も美しかった。
その学会は学会名に韓国という国名が付いていない。学問には国家はいらないという国際性を表す。私が1960年代に韓国文化人類学会の幹事をしていた時、学会名には国名が必要であるが、たとえば物理などの学名には国家は必要ではないと主張し、文化人類学学会誌に韓国という国名を外したことがある。しかし、数年後には国名が復帰していた。それが今、韓国ではいくつかの学会名に国家名が付いていないのが目につく。私どもが創立した「比較民俗学会」もそうである。
学会の国際化も積極的に行われている。しかし最初の段階に言葉の問題があり、なかなか乗り越えられない。今回の学会でも日本語、英語、韓国語が使われたが充分な通訳がなされなかったり、混合したりコミュニケーションは十分ではなかった。この問題はカルチャーショックとして受け止め、さらなる努力によって大きい成果にしてほしい。
その学会は学会名に韓国という国名が付いていない。学問には国家はいらないという国際性を表す。私が1960年代に韓国文化人類学会の幹事をしていた時、学会名には国名が必要であるが、たとえば物理などの学名には国家は必要ではないと主張し、文化人類学学会誌に韓国という国名を外したことがある。しかし、数年後には国名が復帰していた。それが今、韓国ではいくつかの学会名に国家名が付いていないのが目につく。私どもが創立した「比較民俗学会」もそうである。
学会の国際化も積極的に行われている。しかし最初の段階に言葉の問題があり、なかなか乗り越えられない。今回の学会でも日本語、英語、韓国語が使われたが充分な通訳がなされなかったり、混合したりコミュニケーションは十分ではなかった。この問題はカルチャーショックとして受け止め、さらなる努力によって大きい成果にしてほしい。
配布された先生方の論文で日本語でかかれたものを読みながら通訳の方のハングルを聞いて、参考になりました。ハングルを学ぶ者として、ここはこういう訳なんだと。それにしても急遽通訳に立たれた方が、学術論文を訳していかれたとのことで、すごい能力と驚きました。
言葉の壁が映像や、デモンストレーションで乗り越えられました。自分ももう少しビューティに気をつけようと思った次第です。
またエステティックは巷ではエステと呼ばれて単に美容という範疇で語られますが、それが古代ギリシャ語の「感性」「感覚」「直感」「感情」等を意味するアイステーシスから造語された学問名であること。
20世紀、身体全身をとらえた新しい美学、エステティックが登場し、今や21世紀の成長産業として取り上げられている。
この辺はどんなに不景気になっても髪結いの亭主は食っていける、というか、理容美容のお店の倒産は聞くことがまれです。ことに美容院は男から見ると高いなと思うのですが、せっせと女達は通っているようです。エステティックはそんなオシャレなことだけでなく、指圧、マッサージなどの人間的な触れ合いも含んで医療の面でも重要な役割も果たしていることも分かりました。
これからもますます、人間と触れ合う「触覚産業」としてエステティックは求められていくのでしょう。
いくら肉体的に年老いても、精神は若々しいままでありたいと願うかぎり。
このような国際学会を東亜大学が受け入れて公開して下さり感謝でした。さすがに東亜、東アジアの名を冠する大学と思いました。