崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

下関と「ふぐ」

2006年12月08日 06時05分42秒 | エッセイ
 下関は「ふぐ」を観光商品や象徴的なものにしている。名称も河豚などいろいろあるが不遇の響きの「ふぐ」ではなく、福の響きの「ふく」と呼ぶ「ふく」運動が静かに起きてきている。民族によって特に好まれるものがある。日本に来てマツタケが特に人気があることに驚いた。田舎育ちの私は子供の時キノコをよくとって母に料理してもらった。しかしマツタケがそれほど美味しいとは思わない。食べ物ではないが日本に来て桐のダンスが高級であると言うことには笑ってしまった。韓国では軽いので下駄や楽器を作る木であって木質が弱く高級品には使いものにならないといわれているのに日本では高級だというからである。しかし、その国や文化によって、そのように自然のものが文化商品化していくのである。

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