アジアからの留学生が増えている。日本・福田政権の目標30万を超えている。留学とは一時勉学して本国に戻って寄与するというのが本質であったが、今は来る人も受ける側も卒業後の労働力として考える傾向に変わっている。つまり留学を出稼ぎ移民のように思う傾向が強い。私も日本に留学生が倍増していることを強く感じている。担当の「ワンアジア共同体」講義で80人の受講生の中、日本人は8人になっている。
その背景には日本の少子高齢化や国際化などがあるが、留学生だった私は今、日本で留学生を受け入れる立場になっている。昨日私をニューカマーのサンプルとしてインタビューにこられた。それは成功例ではなく、ただ多くのニューカマーの中のサンプルに過ぎない。悪名高い日本の植民(移民)は海外居住の日本人は一人も残さず帰還させたが、韓国人・台湾人は多く残って「在日」になっている。ある人は言う。韓国や中国の方が日本より単一民族的であると。イタリアのバレーボールチーム、日本のテニスの大阪ナオミの存在を考えさせられる。昨日朴仙容、田中滋幸氏が研究所を訪ねて来た。私は図書館で展示中の「赤江獏展」に案内した。昼食、海苔巻きおにぎり2個ではこなすのにハードなスケジュールだった。