韓国春海保健大学校の10余名の学生が大学を訪問してきた。金熙珍総長からのお土産をいただいた。韓国からの留学生の通訳による授業を参観した。新著『慰安婦の真実』が3刷重版になった。読者に感謝である。日韓関係の対立感情による関心からであろうと思う。しかし私は時代や政治的なレベルを越えて真実に迫っている点を理解してほしいと願っている。小倉紀蔵氏らの編『対話のために:「帝国の慰安婦」という問いをひらく』を読んでいる。天江喜久氏は「他山の石」で『帝国の慰安婦』の真実より著者がどの国、どの民族であるかが話題になっている点を指摘した。小倉氏の指摘のように読んでいない人同士の参反になっているという傾向は私自身一番嫌なことである。拙著は読み終えないと結論はわからない。それが面白さであろう。読者の感想を聞きたい。