崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

慰安婦問題と直面

2017年12月15日 05時57分19秒 | エッセイ

 突然明日の夜テレビ生出演することになった。みのもんた氏が司会、ケント・ギルバート、武藤正敏氏らと「反日」「嫌韓」がテーマ、慰安婦問題についても討論予定。私はできれば上京せず映像参加を希望したが直接会って話すようにと言われて行くことにした。生放送だからである。
 慰安婦問題について本を出したので主にそれについて話をすることだと思っている。しかし慰安婦について多くの論客たちは政治などに触れられているのでそのような論争にならないことを期待する。私はそのような側面から植民地の負を糧にするわけではないからである。私は朝鮮社会の性、結婚、日韓の比較、植民地への長い路程から慰安婦と直面したのである。
 植民地研究者として避けられない宿命的な問題でもある。しかし戦争では命を落とした犠牲者たちへの問題、死者儀礼などにも触れてきた。傷痍軍人、慰安婦などは死なず尊い命を持つことでその次の問題になっていることから人権問題を考えている。その話は具体的にできないと思うので別冊として書きたい。