崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

台湾国立・中央研究院の「中心」

2017年12月08日 05時02分14秒 | 旅行

 ここは台北市台湾国立・中央研究院の「中心」(ホテル)である。台湾には久しぶりである。雨の中の、空港まで中央研究院の車で黄智慧先生が迎えに来てくれた。日本では寒いが気温は10度ほど高いがお湯以外に暖房設備がなく温かさは感じない。ホテルには暖房がなく、布団を重ねてゆっくりと、休んだ。
 黄先生とは古い縁、彼女の恩師の劉枝万先生と初めてお会いしたのは1960年代、台湾での私の太いパイプである。先生はご健在、お会い出来るかもしれないとの話もある。民族研究所の黄先生の研究室で同僚や助手たちと会い挨拶と笑顔、夕食は漢民族起源の台湾式味の牛の筋肉スープの麺など美味しかった。
 今日のトップバッターの基調講演は通訳と討論を入れて1時間半だという。問題点とポイントに絞って話なさなければならない。なぜ韓国がそれほど慰安婦を問題とするのか、戦争と「従軍慰安婦」、慰安と売春とはどう異なるのか、研究と政治の関連性などに絞って話したい。