読書会で新しく教材を『絵葉書から見る近代朝鮮』と決めた。共同研究、新たに分析、議論していくことにした。「絵はがきの文化人類学」と仮題をつけたい。一枚の絵葉書から着色、ヘアースタイル、屋根、道路など多角度から近代朝鮮を見た日本人の視線が話題になった。記録性、美的視線、通信などを具体的に話り、楽しく研究が始まった。韓国からの植民地蔑視観も入れて考察すべきであろう。その最中に梓書店からアジア関係の本300冊弱を寄贈したいとの連絡を受けてメンバーたちが東アジア文化研究所に運んで留学生がアルバイトをする食堂で夕食を共にしながら和気あいあいと研究の意欲を高めた。*写真は共同執筆者の本山大智氏と淑女たち