アルバムなどに保存している写真の多くが変質しているのを見て、分類箱に入れて整理している。私は捨てる性向があると繰り返して書いているが、意外に多く持っているとも感じた。捨てるということは整理する意味がある。会いたくない、見たくないものはアルバムにはない。それが日記と大きい差であることは先日、触れたとおりである。
写真の中から読者たちと共有出来るのを「私の人脈」としてフェースブックに公開している。それを見たある教え子は私の心境をキャッチしたようである。また出版に参考になるとの連絡もあった。実は死後のために生前に整理する、終活のようなものである。写真には写っていない人も多い。多くの方々にお世話になり、多くの恩恵を受けていることを感じている。自分史のようなものであるが、写真や証明などがなくても自分史がないわけではない。現在の生き方、人生観は体験と経験などが積み重なって、できあがったものである。記憶と記録がなくても生きている自分の現在がすべてであろう。