崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

東亜大学創立者櫛田薫氏が講演

2016年11月09日 05時25分09秒 | 講義

 今週の土曜日2時半からの東亜大学の公開講座では東亜大学の創立者櫛田薫氏が「東亜大学」(University of East Asia)と名付けた故を語る。創立者自身による説明を初めて聞くこととなる。大学関係者はもちろん市民にとっても地域を知るために聞いてほしい。続いて中国北京の中央民族大学の黄有福名誉教授が「アジア共同体は可能であろうか」というキャッチフレーズを以て講演する。彼からは今世界化の風調が地球的に広がり、資本、商品、人々が国境を越えている。人々は同じようなものを共有しながらも国家や地域ごとに多様に存在している。他人と一緒に生きている。他人との差異点を几帳面に受け入れなければならない。その多様な文化が一つの共同体を作るためにはまず他文化とコミュニケーションすべきである。それは個々の文化が主体として、一方的ではない相互理解、多様性への尊重が必要であるという趣旨が届いている。

 <お知らせ> 
 時:2016年11月12日午後2時半から4時半
 場:東亜大学13号館202教室
 講演:櫛田薫「東亜大学と名付けた経緯」
    黄有福「アジア共同体形成と異文化コミュニケーション」