崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

公開講座のお知らせ「オリンピックとマラソン」

2016年11月25日 06時59分41秒 | 講義

 べルリンオリンピックの記録映画を見る。日本植民地朝鮮の青年ソン・キジョンとナム・ソンニョンがマラソンで1等と3等で入ってくる。これは植民地朝鮮で途方もない波紋を立てた。日章旗抹殺写真で東亜日報は廃刊された。ソンギデイ(日本式発音)? ソン・キジョンか? オリンピック マラソン記録に「日本人」と記されている。戦後韓国は「韓国人」として修正を企てる。負の遺産である。韓国人の精神的トラウマである。慰安婦、創始改名、東方遥拝、朝鮮出兵(1592-1598),閔妃殺害、キリスト教弾圧、日韓合邦、明治維新、脱亜論など。加害者は簡単に忘れて、被害者は決して忘れられない。大東亜共栄圏の悪夢がワンアジアを可能にするのか。ぜひ会場で耳を傾けてほしい。

姜 信 杓 (仁濟大名誉教授)
「スポーツとオリンピック」

時:2016.11.26 午後2時半から4時まで無料
場:東亜大学13号館202号