台風18号の進路は北九州と山口に向かってくるということで昨日は大学も休講となり、私の講義もなかった。まずヴェランダの鉢物を中に入れるなど緊張態勢になった。特に実っている棗の鉢を窓際においた。棗がかなり赤く染まっていくのを観察している(写真)。ヴェランダに畳一帖ほどの日当たりの良いところでの嬉しい収穫である。中国からの留学生の宮さんから頂いた乾燥した棗を食べながら棗の木を見つめるのは楽しい。昨日台風18号はここを迂回、韓国を直撃した。台風と地震は日本のものであり、韓国は安全地帯と思っている人が多いが、先月韓国でも地震、そして今度は台風で大きい被害を受けた。
講義が休講になった時間にアメリカ副大統領の90分のディベートをフルに聴けた。私にとって内容、表情、スピーチ、発言様式、司会などを観察しながら英語の学習などの時間であった。ロングウ―大学で民主党のケーインさんと共和党のペンスさんとのバトルのような討論であった。ペンス氏の落ち着いて論理的な発言に好感を持った。司会者は「副」とはただの「正」の正当化だけではなく、独自の思想、考え方を求めたが大統領候補の正当化が多く、それがバトルになった感がある。直後の世論調査でもペンスの好感度が高い。長い民主党政権の交代への希望も込められていると思う。休講の代わりに私自身の学習は熱かった。