崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

夫婦別姓と男女平等はそれほど相関関係はない

2015年12月17日 05時16分28秒 | 旅行
 夫婦別姓に一言。伝統的に朝鮮社会は血縁主義、父系血統主義が徹底しており、「姓」を変える(悪口)ことはしない鉄則が守られている。しかし植民地政策の、創氏改名によって養子縁組や結婚などで姓を変えるようになっていた。1940年植民地日本政府は創氏改名を朝鮮などで実施し、その年生まれの私の名字は崔から「山本」になった。だが、解放後創氏から元に戻り、族譜を尊重する、韓国の血統主義は変わらず存続している。いまだに続いていて夫婦別姓もその一つである。夫婦別姓によって男女平等という意識はまったくない。
 私は憲法に縛られて考えたくない。法律とは別に自ら男女平等なる生活をすべきである。人間の生き方、生活、文化を尊重すべきだと思う。それを踏まえて規定や法律が作られるべきであろう。右側通行が左側通行を差別するというような発想で裁判する必要はない。夫婦別姓の韓国より日本のほうが男女平等社会だと思う。少なくとも夫婦別姓だから男女平等だとはかぎらない。