崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「楽しい韓国文化論」(全6講座)を無事に終了

2015年11月22日 06時25分27秒 | 日記
 昨日を以て第4回「楽しい韓国文化論」(全6講座)を無事に終了した。私は最初の小林氏の公開講座に参加し、次の週に「朝鮮の風水」を担当して以来、緊急入院により参加することができなかった。下関広域日韓親善協会の友松会長の司会などでそれぞれの講師によって楽しく行われたこと、これからも続けてほしいという要望があったと聞いた。
 今日で入院22日、昨日ICUからの私の担当ナースが来られ説明文にそって食事など注意点を話してくれた。冠動脈のバイパス手術であることも正式に始めて知った。手術前にこのような説明を聞いていたらおそらく私は手術を拒否したはずである。幸いにも救急車で運ばれ私は説明を聞く状況ではなく、家内が代わりに聞いて行われた。
 私の生まれ故郷では医療という観念は全くなかった。怪我をした部位にはヨモギの葉っぱを挽いてつける。桑の木の切れ目を火鉢に付けてでる樹液を付ける。風邪にインドン蔓(忍冬-, Lonicera japonica)や麻の葉を煎じて飲む程度であった。手を洗う習慣や衛生観念はなかった。ただ無病息災を祈るシャーマン儀礼による民間信仰があっただけだった。その私がこのような大病、先端医療に恵まれたことはまさに奇跡的なことである。*写真は林楽青氏が撮った和仁先生の講義