崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

誕生日が同じ

2010年05月28日 05時15分56秒 | エッセイ
ある新聞社の支局長と昼食をとりながら談話した。新聞記者も取材と記事を書くだけではなく、新聞を普及させるなど営業まで、神経を使うと言う。多くの私立大学の教員が教育と同時に学生募集にも神経を使うのと同様である。人によってはこの件についてはアカデミズムの危機だともいうかもしれないが、経営にも関心を持つことによって職場に愛着を持つこともありうる。新聞も読者を大事にする紙面を考えて名前などを多く載せることや編集まで普段気がついたことなどを細かく配慮すべき点を話したりした。
 話題の中身は沖縄の米軍基地の問題であった。日本国民は敗戦国としての戦争責任、軍隊を持たず経済発展をさせたアメリカへの恩、軍に対する否定的な態度に対する私の意見を聞いていただいた。軍事戦略家ではないが、日本の民主主義、リーダーへの期待などについて話した。突然私の誕生日の「6月17日」を覚えていたので驚いたが、実は中学生の彼の娘の「愛の誕生日も6月17日」と同じであると言うことでまた話が盛り上がり楽しい時間であった。