崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

妻依存型

2008年12月27日 06時30分35秒 | エッセイ
 一年を振り返ることが多い年末である。私は忙しい一年とは言っても、家内の毎日のことを見ては何とも言えない感がある。家内は早朝この「夫婦が書くエッセイ」を私が書いた文をチェックし、犬の散歩、朝食の準備と二人分の弁当を作り、そして私を勤務先まで車で送って帰宅し、歩いて出勤、看護という仕事、退勤して、夕食の準備と食事、夜はまた犬と散歩と長い一日である。
 私は家内に全面的に依存している。したがって銀行利用もできない。ATMの詐欺には心配はいらない。ただこの先が不安になる。家内の健康が気になる。私は長生きをしたい。しかし私は家内よりは早く死にたいと思う。家内のためというよりエゴイズムといえる。それが祈りであり、それを前提にしている。それは愛情を直接表現できない韓国の男の愛情の迂回的表現かもしれない。