崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

池に溺れた事故死

2007年09月03日 06時00分13秒 | エッセイ
 池に溺れた事故死の記事を読んで私の周りにも危険なところがいかに多いかと思った。私は朝鮮戦争後小学生の時、戦前に恐れられた西大門刑務所の破壊された跡の傍の池で泳いだことがあった。そこは処刑された死体を沈めたとかなどの話を聞いていたがそれを信じなかった。ただ周りに泳げる池がなくて、そこが泳ぐのによい池だと思ったから、そこで遊んだのである。今から考えるといかに危険なところで遊んでいたかを思うとぞっとする。韓国では運が悪い人は皿の水でも溺れて死ぬという。死ぬような危険なところはどこにも多くある。行政的にはその危険を防ぐことが必要であるが、なにより必要であると思うのは子供たちが危険に関しても自己管理をする力を教えることであろう。