崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

韓国キリスト教への批判

2007年09月02日 05時23分58秒 | エッセイ
 目下韓国キリスト教への批判は激しい。それは韓国のキリスト教の急成長への批判とも思われる。近代以来韓国キリスト教の急成長の原動力の一つは積極的な宣教活動にあった。セールスマンよりしつこく宣伝したのがある程度成長に効果を出して、信者を増やしてきたのは事実である。しかし一方では多くの韓国人に強い抵抗感を抱かせてきた。海外宣教もほぼ同様な方式で行った。イスラム教やユダヤ教の社会にも宣教を企て、多くの宣教師を派遣した。そこでアフガン問題が起きた。それは国際的な問題であり、国内ではキリスト教へ韓国人の抵抗感が爆発するようになった。ハンナラ党の大統領候補がキリスト教の長老であることもあって政治やキリスト教会への影響が予想される。これを機会に量的に成長した韓国キリスト教会においてこれからは質的に信仰を反省する契機にしてほしい。