崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

朝青龍の表情から

2007年09月01日 06時17分23秒 | エッセイ
 スポーツ選手は勝ち負けを繰り返しながら成績を積んできたはずである。朝青龍も勝ち負けに強いはずである。しかしこん度の表情は負けに耐えられないように見える。彼の表情からは相撲界や日本人の一連の措置について納得がいかないように感じ取れる。彼はどうしても優勝を連続する自分を、スポーツ選手をスポーツ外のバッシングで除去しようとすることに納得がいかないと思われる。日本のマスコミはそれを言う人はおらず、口を揃えて日本の文化の基準で彼を批判する。「軽率」な行為は「軽罰」でよいのではないだろうか。一番強い選手を排除しての相撲ゲームは面白くない愚かな見世物にすぎない。朝青龍へのバッシングを越え、国技の相撲自体の殺しになるかもしれない。