崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

日本の官僚制度の限界

2006年04月02日 18時49分53秒 | エッセイ
 韓国から下関に派遣された通商関係者に会った。彼は日本の官僚の態度を非難していた。強風のために遅れた貨物船が到着した日が到着予定日と異って休日となってしまったので税関業務をしてもらえなかった。それで、運搬した品物が使えなくなった。その事情をあらかじめ連絡して相談したが対応してはもらえなかったというつらい思い出を語った。決められたこと以外は融通が利かないということは当然であるかも知れないがよい官吏とはいえない。規制緩和とはいっても人の能力を縛っているような規制のために日本は韓国に遅れてしまうのではないかと思われる。