崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

下関民団団長選挙

2006年03月27日 06時44分05秒 | エッセイ
 昨日下関民団団長選挙が行われ新しく李相福氏が当選した。今のうちでは彼らの団体行動が日本社会に注目されることは無いが、地方政治の参政権が認められると変わると思う。もっと在日が保護されながら日本社会へ影響するためには国籍を取得して活動することである。在日パワーは「朝鮮系日本人」から始まるといえる。
 また下関教会にはアメリカインディアナポリスから白西影牧師が来日、説教を聞いて感動した。彼は日本植民地時代に北朝鮮の平壌高等学校を卒業して戦後監理教神学大学を卒業し、米軍の軍隊牧師になり、日本で訓練をうけて朝鮮戦争に参戦し、後に韓国の教会牧師を引退してアメリカに渡り複数人種教会のアジア担当の牧師として79歳の現在現役である。彼の働いている教会は在日教会のように朝鮮人ばかり集う教会とは異なり、いろいろな人種が集う本当のキリスト教会のように感じた。彼のキャリア自体も面白いが人柄はより面白い。
 彼の友人でもある同行者の魏氏(85歳)は韓国最大施設の一つである孤児院の院長であり、日本で学んで当時、孤児院を惨めな汚い施設だったものを公園化する事業に着手した話でまた感動した。このように私は教会で時々レ・ニュアルされる。