韓国・在外同胞財団理事長の李光奎先生との共著『差別を生きる在日朝鮮人』(第一書房、2006,3,20、定価2600円)が今日出版社から届いた。李先生とは1968年協同調査と共同論文を発表して以来始めてのものである。彼がウィーンから帰国して読書会をしながら新しい西洋理論を教えくださり、われわれは学問活動を始めた。彼は家族研究から海外同胞へ、私はシャーマニズム研究から植民地そして海外同胞へ関心が一致した。本著はわれわれの友情を込めて在日朝鮮人を見つめたものである。在日が差別される側面もあるがそれを利用して生かしながら生きる現状を把握しようとした。諸方の批判を待っているところである。