崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ドイツ人神父に会って

2006年03月22日 06時57分04秒 | エッセイ
 韓国慶尚南道倭館のベネディックト修道院で映像製作、監督をしているドイツ人神父林仁徳(韓国名)に会ってノベルトウェバーの映像に関してインタビューをしてきた。ウェバーは1925年朝鮮文化に関して16ミリフィルムを残した。昨年暮れにドイツミューヘンでその所蔵地に関して調査をしてきたが、今度はそれを韓国で編集し、ビデオ化した神父から事情を聴取したのである。彼はウェバーがこの弱い国の朝鮮が日本植民地に抵抗できるかと疑問を持ちながら植民地化される前の朝鮮文化をドキュメンタリーとして映像を残したと説明してくれた。韓国語の原稿ができ次第に送ってくれるとのこと、私はそれを日本語で訳すると約束した。