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飴山實を読む(103)

■旧暦4月13日、木曜日、

(写真)小手毬の花

今日も日が暮れる。たんたんと音たてて。佐藤優の『獄中記』を読み始める。切なくなるほど真面目だ。しかも、哀しい恋愛をしている。相手は、日本国という国家である。神への愛も、国家への愛も、一つの観念に対する愛には違いないが…。



南無阿弥と鯉すヽみゆく浮葉かな   「花浴び」

■浮葉は、蓮の浮葉を差し、夏の季語。鯉も極楽往生を求めるという感性が好きだ。遠く太古の、地球上では普遍的な感受性に連なるのではないだろうか。

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