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芭蕉の俳句(149)

■旧暦7月18日、木曜日、

6時起床。今日は子どもが伊豆に合宿に行くので、早く起きた。昨日は、朝一で句作をしたら、はかどったので、今日もサイバーに入る前に、一仕事してしまいたい。



菅沼亭
京にあきて此の木枯らしや冬住まひ
   (笈日記)


■元禄4年作。芭蕉は、「奥の細道」以降、京都周辺に2年も流寓して、今ようやく江戸に帰る途中にある。京都の生活に飽きて、木枯らしに田舎の生活の趣を感じ取っているところに惹かれた。季語は木枯らしで冬。楸邨によれば、「冬住まひ」は当時はまだ季語として現れない。ただ、京にあきたのは、芭蕉ではなく、菅沼亭主人、耕月という解釈もある。この句は、芭蕉の心境でもあり、主人耕月の心境でもあり、二人の気分が溶け合った中に挨拶の心が生きているのではないだろうか。
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