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往還日誌(48)







■最近、断食を一日、12時間から16時間行うことが習慣となってきた。そのせいか、体調が目に見えて良くなってきた。気候も良く、睡眠も良く取れているせいもあるだろう。

なにか特別な理由でもないかぎり、あまりそういう人はいないと思うが、便の記録を取っている。これは、体調を正確に反映する指標の一つだと思うからである。その記録を見てもAが並んでいる。

よく眠れた朝は、身心の中心から、力がみなぎる感覚がある。こうした力はたぶん、佳き力だと思う。こういう佳き力を、なにか、記録しておけないかと思っている。

不思議なことを言うと思うかもしれないが、「書」がその任を果たしてくれるのではないか、とぼんやり考えている。自己流の書にすぎないが、なんらかの記録にはなるだろう。

若宮へ戻って、ひとつ、収穫があった。それは、「censorship-industrial complex」(検閲産業複合体)という概念を知ったことである。

ブラックロックのような投資会社が、NYTやFOXニュースの株式を15%くらい保有することで、メディアをコントロールしている現実がある。この現実には、米国国家も関与している。

NYTのウクライナ報道は「善悪二元論」「民主主義国vs権威主義国」の二元論が特徴となっている。歴史の複雑性を捨象して二元論化することで、ロシアや中国を「悪」とレッテルづける米国国家の外交政策を下支えている。いわば、情報操作である。

FOXニュースは、ウクライナ報道でかなり真理を突いていた、タッカー・カールソンが、ブラックロックによるFOXニュースの株15%の購入後、辞任させられている。

ブラックロックは、ウクライナ復興計画に参加が決まっており、米国市民の税金が投入される復興支援金の獲得を目指している。つまり、正義の戦いの図式が壊れて、二元論が複雑性で破壊されては困るわけだ。

なぜ、米国が二元論に傾くのかは、詳しく語ることは今はやめるが、冷戦後の軍や諜報機関のレゾンデートル、軍事産業や資源産業の利益の極大化のためには、東アジアを含めて、どこにおいても、平和ではなく「分断」が外交戦略上の必要条件になると指摘しておきたい。

つまり、金融資本によるメディア支配と国家権力が統合された現実を概念化した「censorship-industrial complex」(検閲産業複合体)は、「操作論」の一つのキーワードになり得るのである。




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一日一句(2974)







一杯のキリマンジェロは初夏の味






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