goo

俳諧:猿蓑「鳶の羽も」の巻(8)


■旧暦4月24日、水曜日、、桜桃忌

(写真)十薬

このところ、とんでもないニュースばかりで、いささか、うんざりしている。大真面目な顔で茶番を演じる大根役者が多すぎる。その茶番は、笑って済ませられない。真剣に問題を考えることもなく、金で命を売っているからだ。

ザルツブルクで70年代から反原発運動に携わっている人から、ロベルト・ユンクの『原子力帝国』を教えてもらった。原子力産業を構造的に分析した本書は、30年以上経つが、今もアクチュアルだと思う。79年に日本語版も出ているが、現在、絶版。古本は非常に高価なので、図書館などで読まれたい。ドイツ語の原書は、安いが、ドイツ・アマゾンでは古本扱いで、海外からは入手できなかった。

romieとのコラボレーションが、新しい展開に。ここから>>>



はきごゝろよきめりやすの足袋   凡兆

何事も無言のうちはしづかなり   去来

■面白い展開。前二句の人の独白とも取れるし、去来の前展開への批評とも取れる。小学館の松尾芭蕉集②では、「足袋」から能舞台への連想を見ていて、面白い。能の足運びは、剣の足運びと共通するものがあり、去来の付けに、その影を見るとしたら、なかなか、迫力が出てくる。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )