「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

延命楽(えんめいらく)…もってのほか、カキノモト

2018-01-14 06:09:41 | 家庭料理


まさか、こんな真冬に神戸の八百屋さんで50~60年前の新潟の思い出がよみがえるとは!

いつもの駒ヶ林、六間道を通ってのスーパー銭湯の帰途。楽しみなスーパー巡りっす。

千鶴屋さんで揚げたてのコロッケ、ミンチカツなどを買い、アスタプラザとゆふ地下街へ。

ダイエーを通過して新長田駅方向へ歩く。

鰻を焼く匂いをクンクンしながら、古くからの八百屋さんをのぞくと、な、な、なんと!昔懐かしい紫色の食用菊を見っけ!

山形産「もって菊」と表示されてはいたけど、これ、間違いなく、故郷新潟でいう「カキノモト」「もってのほか」だわ。そうそう薄紫色の花弁を付けた食用菊。

正式名「延命楽」ってヤツ。

珍しさと嬉しさ、秋が旬なのにこんな真冬に…の驚き!もちろん温室栽培やろね。でも、ほかのお店にはない。さすがは味を知っている大ベテラン親父の八百屋さんだよ。

1パックが200円。湯がいたら相当少なくなるし、3パック購入。



帰りの地下鉄、バスの中で買い物袋を何度ものぞきこむ。独特の菊の薫り。

ぬぅわあぁぁぁあぁぁ~これやこれ!



すみかにたどり着き、花弁を摘まみとる。新聞紙をひろげ、母のお手伝いをよくしたものだわさ。



鍋に湯を沸かし、お酢を。

かき混ぜると花弁に熱が入って、濃い紫色になってゆくよ。

さっとでいいね。すぐに冷水にさらし、絞る。

ポン酢か、酢醤油が一番。和辛子とかであえたりのアレンジはのちほど。

まずはシンプルにいただきまひょ。

しゃきしゃき。食感とともに、昔の菊の香り……天国のお母ちゃんの匂いがツンと鼻を抜けてゆきまふ。


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