「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《492》キスの定番…塩焼き

2009-05-03 16:54:58 | 魚料理
 魚を釣って、料理するのに、一番簡単なのは、やっぱ塩焼きでせうかね。

 今回のキスは、最近、市販品の魚の刺身とか、お寿司とか食べ過ぎていたんで、ほとんど塩焼きにいたしやした。

 釣ったら、エラにハサミを入れてチョキチョキ!これで、かなり血抜きできます。

 さらに、暑くなってきやしたから、クーラーにビニール密封の氷(凍らせたペットボトルも便利)を置き、海水を少し入れて「潮氷」を作ります。エラ〆したキスは、この中へ早めに移しましょうね。潮氷〆です。

 こうすることで、キスの鮮度は相当に保たれまふ。

 家庭で塩焼きにするときは、オイラの場合は、1匹ずつ串に刺しますよ。ウネリ串っす。おいしそうです。

 あまりに小さいヤツで、針飲み込んだとかでリリースできず、持ち帰らなければならないのは、まとめて、2本の串に刺しますけど。

 ウロコ、内臓を処理し、中骨の腹側を例の100均で買ったブラシを使ってゴシゴシ。水洗いして、ペーパータオルで水気をのぞいたら、ウチでは頭も落とします。見てくれは良くないかもだけど、エラだけ削除したりするのメンドイんで。

 1匹に串1本打った魚は、日本酒の霧を吹きかけるか、指でペタペタと、魚の表面をなでつけて、まとめてバットに置いて、少しなじませます。20~30分も放置したら十分すかね。

 問題は、塩の付け方。

 前にも紹介してますが、おさらい。

 尻尾を塩ツボ(塩入れ)に両面、軽くタッチ。けっこう、塩がつきます。その塩を少し指にとって、背・腹のヒレ部分にだけ、なぞりつけまふ。それでも、指に残った塩は、腹の中にも1回、チョロリ。これだけでOK。決して、胴体には塩を付けないこと。

 淡泊で小さい魚だから、塩分は尻尾とヒレだけでも十分。焼き上がって、もの足りなければ、尾についた焼き塩をペロリとナメれば、ヨロシあるよ。

 ガスコンロで焼くときは、トップ写真のように、網の外枠ってか、いっちゃん外側の網の中へ串を差し込む形で、一度に10匹以上は、魚を立てます。尾が中心に集まるような感じに並べ、んで、今回は、小型カレイ、小型ガンゾウビラメ、さらにはシログチまで…。

 ある程度、火のあたる半身くらいがチョイ焼け(それでも30分は弱火で、ほっときますぜ)になったら、バットに戻し、そっからは、直接、網に寝かせて、焼き不足の面を順番にバランスよく焼きまふ。

 最初から、寝かして焼くと、どうしても、皮が網にベタッと付いてはがれたり、焼きすぎになりますね。

 全部で焼き50分くらい。

 その間は、火の番っす。イスを持ち込んで、焼く音に耳を澄ませながら、チビリチビリと一杯やるのが、通?ってもんすな。あひゃひゃ。

 こうして、じっくり焼いたキスは、ウマイ!小型のマコガレイは、栗みたいな甘~い味でやんした。

 あ、キス1匹だけ、刺身にしてね、表面だけが、ほんのちょっと白くなる程度に、いったん酢をくぐらせてから(酢洗いといいまふ)醤油で食べると、メチャメチャ美味でっせ~。

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1 コメント

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やっぱり美味しそうです (クララ)
2009-05-03 23:08:34
久しぶりにコメントしまふわ。

あら、芳賀ちゃんの言葉が移ったみたいでふぅ。

確かに塩焼きって単純そうですが、芳賀ちゃんのブログをたまに読んでいると、その手間ヒマの妙といいますか、わたしでもやれそうな気がして面白いですね。
わたしは東京なので、そちらに行くチャンスはあまりないのですが、芳賀ちゃんて、実際はどんな方なんでしょうね。
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