「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

絶品!イソベラ湯霜造り《1460》…兵庫県家島沖

2012-04-15 20:41:46 | お店にて(飲食店など編)
姫路「中村渡船」さんの今季ラス前のガシラ&メバル狙いに行ってめぇりますた。

大雨のあとの水温低下やらで、家島沖周辺は食いは渋かったでおまふ。

アッシはガシラ15~23センチを20匹と18センチのメバル1匹。

ところで、お客さんが、たいていポイっと捨てちゃいがちな、ゲストのイソベラ(20センチくらい)ですけど、この日は、中村船長が経営している「日本海寿し」で、湯霜造りにしていただきますたが、絶品ですたわ。



あい。

通称イソベラ。今回のは、標準和名「ホシササノハベラ」でおま。

ヌルヌルしとるけんど、この釣りたてを、湯霜…いわゆる、三枚におろして腹骨をすきとって、皮をつけたまま湯引きしたもの。氷水に放ってから、しっかり、水分をタオルで吸い取ったヤツね。

皮霜造り、松皮造りとも呼ばれる調理法ざぁまふね。

腹骨はすきとった…と書きますたが、側線に沿ってさ、まだ硬い小骨が残っているわなぁ。

これを、アッシだと毛抜きで抜いたり(新鮮すぎて身と骨が分離しにくいから難しいけど)、片身をさらに、側線の小骨だけ、列ごと切り落として、サクどりしてしまうんすがね、これだと、身が小さくなってしまうのは確か。

んで、船長はどうすんのかな?って、包丁に注目していたら、なんと、小骨の向きにさからって、横方向(尾に向かって)に細造りにすると同時に、骨切りしてますた。

少しは、骨が残るわけだけれど、ハモと同じで、そんなに気になるほどじゃなかったわ。

これを、ポン酢モミジでいただいたんすが、オイラが以前にも何回か紹介したやうに、やっぱ、この寒(海の中は、まだ冬っすから)の時期のイソベラはウマウマっす。冬眠から目覚めたヤツなんすかねぇ?

白身そのものには、釣りたてだし、言うほどの味はありませぬ。脂もそれほどじゃない。

しか~し、こりっとした独特の皮と、トレトレゆえに、いかった身の食感は、浅く湯引いたハモの切り落とし、アナゴの刺し身みたいな感じなんよね。

わっかるかなぁ~?

食べた人にしか、わからんだろ~なぁ~。

中村渡船では、船長や森澤副船長が、イソベラの味を知ってますんで、お客さんに「リリースするなら、こっちにちょうだいね。もったいないから、持ち帰って、1度食べてみぃ」って教育?してまふ。

この味覚は、まさに、目からウロコ。驚きの一品でおまふぅ。ぜひ、やってみてね。

もちろん、オイラの大好きな、練り梅で食べても、相性ええよ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 釣りに行ってきまふ《1459》 | トップ | 本日はちとバタバタでお休み... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿