まずは、あい。
鮭の酒びたし…ってのは新潟にありますけれど、ニシンで!
神戸では珍しい北海道産の生ニシンがダイエーで1匹、250円で売っとりますた。
例によって、半額になるのを狙い、120円で購入。
これが2月8日の夜のこと。
まる1日ほったらかしてしまい、翌日の9日深夜に全体に塩をまぶし、また1日放置。オイラ流の蘇生処置なんすよね。水分をかなり排出させます。
次の下処理を開始したんは翌10日の深夜っす。
けっこうウロコがついていて、獲れたときの状態や、鮮度は悪くないと思いますた。
オスでした。メスなら、数の子が楽しみですたわ。鮮魚担当者に一応質問したんですよ。
「メスはどれですか?」
ちょっと聞いてきますね…と上司に確認に行った担当者は「仕入れの時点で雄雌の区別なく買い付けていますんで、わかりません」と正直なお答え!
白子……きれいですね。
日本酒につけときまひょ。
浮き袋!
こんだけピカピカして張りがあるってのも、なかなかの鮮度の良さを物語っておりやす。うんうん。
オサカナブラシで血合いをゴシゴシとぉ。軽く水洗い。
ほんでここからが、ちょいとお時間拝借でありますてぇ…。
水気をペーパータオルで拭いてぇ、再度、塩をふり、ペーパータオルにくるみラッピング。〆にかかります。
半日。酢にひたして、これまた半日。
三枚におろしたんは12日の未明でしたか。
ハラスも美味そうですな。
皮をむきましたぁ。
とりあえずは、握り寿司で。
かなりショッパイし酸っぱいでおまふ。
醤油とかは必要なし!
でも、上品な脂があって、サバやイワシとはまた違った深みのあるお味どす。コノシロに似ていますかね?
そんで、酒びたし!
新潟銘酒、久保田の千寿を!
まだまだ、身に透明感が残っておりやす。
塩っけと酢が久保田に溶け出して、オツなもんですね。
珍味!
時間がたてば、かなり塩気が抜けてぇ、また違った味わいに。
おっと、ハラスを炙ったものも酒びたしに!
結局、13日の朝まで楽しみますたぁ。
いやぁ~値打ちのある120円でおますたわ!あひゃひゃ!
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