「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《466》根魚の煮こごり

2009-04-13 07:18:41 | 魚料理
 釣ってから84時間後…といえば、まだありんした。もっともっと、時間がたってます。

 日本海のキハタ、ソイ、ガシラを煮魚や酒蒸し、味噌汁にしたときの、残り汁と身。

 骨は取り除き、これらを、煮汁をメーンに、ごったマゼして、醤油と日本酒をさらに少し加えて温めたヤツを、冷ましてさ、容器に入れて冷蔵庫に一晩以上、保存したもの。甘さがほしい人は、煮なおすときにミリンをたらすか、砂糖を一つまみ放り込んだらヨロシあるよ。

 寒天とか、片栗粉とか一切入ってません。

 魚の皮やアラ、身から滲み出た脂、コラーゲンと、煮切った日本酒が混合しているから、自然に固まってしまうんだよね。

 そうそう、オイラの最後の定番「煮こごり」っす。

 今朝、口に入れたんは、8日釣った魚。まぁ途中で加熱調理したものの残りっすけど、竿先を震わせて海底から浮上してねぇ、120時間も経過してます。

 ちょっと、醤油加えすぎたもんで、しょっぱかったけど…。アツアツ飯の上に置けば、トロリンコと溶けて、十分食べられまふ。

 こうやって、美味しく食べるってことは、すんごい、といえばスンゴイよね。塩漬け、冷凍、干物なら、もっともっと保存きくしぃ。サマザマな味になる。

 昔から、食に対する人間の知恵は、すんばらしいですな。

 さら~に、やるなら、この煮こごりを薄めて、小鍋で沸かし、野菜のキレッパシを加え、火を止めたら、1人前の豆腐をいれる。

 5分後くらいに食べれば、立派な「スープ湯豆腐」というか、「吸い物」になりやす。

 決して、B級 C級グルメとかすら呼べるシロモノではない、いわゆる「ビンボ飯」(人気ブログの、はなこ亭は昨年末に閉鎖しちゃったそうだけど…)っすが、オイラは、こうやって、骨の髄までしゃぶり尽くすのが、好きっすわ。

 あんまさ、お金、かけんでも、オカズできるしぃ。第一、まずくないもん。うまいんだもんねぇ。ウンウン。あひゃひゃ。
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