かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

宇宙戦艦ヤマト2199、ついに大団円を迎えたと思ったら、次の展開が早くも颯爽登場?!

2013-09-29 21:23:21 | アニメ特撮
 「宇宙戦艦ヤマト2199」、TV放映もついに今日で最終回。映画先行公開から数えるとざっと1年半に渡って楽しませていただいたわけですが、それも今日で完全に終幕、とおもいきや、なんと、来年に完全新作の劇場版映画の政策決定との一報が! いや驚きましたね。先行公開は、2週間で全国でも10館程度の限定公開でしかありませんでしたが、きっと「新作」は全国ロードショーでやるお積もりなのでしょう。その内容やいかに? と妄想を逞しくしたいところですが、「完全新作」と銘打つからには旧作の2や3のリメイクではまずありえないでしょう。今回はガミラスも滅びることなく星として存続し、キャラも色々ヤマトと絡んだ魅力的なのが多数残っていますし、それらを全く無視した設定はちょっと考えにくい物があります。きっと、メルダとかフラーケンとかヒルデとかを交えた形でお話が構築されるに違いない、と勝手に考えています。ヤーブこと藪とヤマト乗員との再邂逅、なんていうようなシーンが可能なら観てみたいと思いますし、再び戦うにせよ共同戦線を張るにせよ、次元潜航艦の雄姿はもう一度観たいと思います。
 その上で「アンドロメダ」をリメイクして欲しいですね。艦長はやっぱり土方提督で。イスカンダルとの協定である波動砲封印をどうするかとか気になるところはありますが、その辺りもうまく処理していただいて、映画館の大スクリーンであの迫力を再び描いて欲しいです。

 さて、来年への期待はこの辺りにして、「2199」の感想を。
 最終回、旧作をリアルタイムに視聴した世代としては、沖田艦長最後の名台詞はやっぱり自然と涙が溢れてきます。そして、森雪復活に力を使い尽くした古代守に替わり、地球復活にコスモリバースシステムを動かしたあたりは、旧作を超える感動を呼ぶ演出でした。このラストで確信したのは、この物語の主人公は「沖田十三」で間違いない、ということです。まあずっとその感じはしていたのですが、旧作が古代進を主人公に据えていたのがずっと頭に残っていて、沖田艦長の物語である、というふうに観る目をしばらく妨げられていた気がします。
 しかしながら、本作では艦長が倒れた後艦の指揮を執っていたのは副長の真田さんで、旧作で艦長代理を途中から務めた古代進はあくまでも一セクションの長を超えることはありませんでした。もちろん、実際の組織の有り様を考えれば、経験浅い若造がいきなり色々飛び越えて実質ナンバーワンに就いてしまった旧作の方が異常なわけで、本作の方が自然な人事です。古代進が主役と見えなかったのはそのせいもあるのかもしれませんが、それを差し引いても、沖田艦長の方が間違いなく主人公していたと思います。名将沖田が地球を救うため文字通り命がけで挑んだ最後の戦い、という物語を26話楽しませてもらった、という気分です。
 
 さて、ここから一体どういう新作を描こうというのか。生き残ったかもしれないデスラーの再登場はあるのか、全く新しい、魅力的な敵が出てきたりするのか、ヤマトがパワーアップしたりアンドロメダが出てきたりするのか。色々期待と不安の入り混じる「新作」ですが、少なくともこの品質で創っていただけるなら、余程ひどい中身にならない限りは十分に楽しませて貰えるという十分な期待が持てそうです。

コメント (1)
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