ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

お爺ちゃんと孫

2007年01月11日 | 雑感
この年末・年始に、孫娘の手を引いて散歩しているおじいちゃんの姿をよく見掛けました。正月休みで子供たちが孫を連れて里帰りしているのでしょう。微笑ましい限りです。

孫の手を引いているおじいちゃん達の姿や体の動かし方を見ていると結構若々しく、嘗てお爺ちゃんと言えば背中が丸くなっていたり、顔が皺だらけになっていたりのイメージがあったのですが、大分様子が違う。

自分も含め、最近は定年後も何がしかの仕事をしている人も少なくないし、以前よりも健康管理が進歩しているためかとも思う。

その一方で、最近は結婚年齢が高くなり、30歳を過ぎてから結婚する傾向が増しているようだ。現に、我が家でも息子と娘の何れも30歳以降に結婚しました。しかも結婚後も数年間は共働きを続けていました。

そのような夫婦から生まれた子供達が親同様に晩婚であれば、70歳近くなってから初孫に会うことになる可能性が高くなるでしょう。そのとき、お爺ちゃんは若々しいのでしょうか、それとも如何にもお爺ちゃんらしい姿なのでしょうか?或いは、初孫に会えないかも・・・。

さて、はて、長い間、夫婦二人で思い思いの生活を享受するのが良いのか。若いうちに子供を育て何人もの孫に恵まれるのが良いのか。何れが良いのでしょうね。

来週前半は、通産省の外郭団体に関連する仕事で忙しい。その準備のため、今週はブログも滞りがちです。

フィトンチッドとは

2007年01月08日 | 健康と食
すがすがしい気分で明日からの仕事にとりかかるため、郊外の林でも散策し、少しでも木々の発散するフィトンチッドをかぎたいと思い、フィトンチッドについて調べて見ました。

1930年ごろロシアのボリス・トーキンが、植物を傷つけるとその周囲にいる細菌などが死ぬ現象を発見しました。 ボリス・トーキンはこれを植物が周囲に何らかの揮発性物質を放出したためと考えて、この物質をフィトンチッドと命名しました。フィトンチッドは「植物」を意味する「Phyto」と「殺す」を意味する「cide」から作られた造語です。

フィトンチッドはテルペン類等の揮発性物質であり、植物はその生命を維持するため、また自らの成長を促すために、フィトンチッドを幹や葉から大気中に放出しています。森林浴がすがすがしく感じるのは、フィトンチッド(Phytoncide)の効果によるものであると言われています。

このフィトンチッドには、作りだした樹木自身を護るさまざまな働きがあります。昆虫や動物に葉や幹を食べられないための摂食阻害作用、昆虫や微生物を忌避、誘因したり、病害菌に感染しないように殺虫殺菌を行ったりと実に多彩です。

でも、フィトンチッドは自己防衛のためだけに放出されている訳ではなさそうです。他の生物に攻撃的に作用することもあるようです。

例えば、セイタカアワダチソウが空き地に群落をなしている様子をよく見かけます。これはフィトンチッドが他の植物に対して強力な成長阻害作用を持ち、それによって自らの勢力を拡大した結果だといわれます。しかし、空き地一面を制覇したセイタカアワダチソウも数年も経つと、自らが分泌した物質で自家中毒を起こし、ススキなどにとって替わられます。

又、木どうしの警告物質でもあるようです。木は毛虫などに襲われると、毛虫が嫌がる成分を葉に蓄えて食べられないようにするのですが、そればかりではなく、フィトンチッドを発散して隣の木にこのことを教えるのです。すると隣の木もちゃんと葉を毛虫の嫌がる成分に変質させるといわれています。謂わばフィトンチッドが木同士のコミュニケーション物質となっているのですから不思議です。 

このように他の生物に対して攻撃的に作用するわけですが、人体に対しては有益で、森林浴に見られる「リフレッシュ効果」、空気を浄化したり、悪臭を消す「消臭・脱臭効果」、食品への防腐、殺菌を始めとする「抗菌・防虫」があり、盛んに活用されています。

なお、フィトンチッドは葉に多く含まれ、抽出するには一般に水蒸気蒸留法、有機溶媒抽出法などがあります。水蒸気蒸留によって得られる液状の香り物質を一般に精油(Essential Oil)と呼んでいます。この製油の主な構成成分は揮発性の高いテルペン類でありますが、このほかにフェノール類等も含まれています。

統一省エネラベルとは

2007年01月07日 | 法改正など
2006年の年末商戦では省エネタイプの薄型テレビや冷蔵庫などが売れ筋だったようであり、「省エネ統一ラベル」が期待の効果を上げているようです。

省エネラベルの制度は、実は、最初に東京都が始めた。平成14年に家庭での省エネを促すラベルとしてスタートさせ、平成17年7月に家電量販店等での省エネラベルの表示を条例で義務化しました。こうした中、現在では23の都道府県の地域で省エネラベルが実施されています。

こうした流れを受け、平成18年10月からは、国が、都が始めた省エネラベルの遺伝子を引き継ぎ全国「統一省エネラベル」を開始することになりました。(省エネ法改正、第86条「小売事業者における表示制度」)(残念ながら、環境規制で地方自治体の制度を国が後追いする例は少なくない)

統一省エネラベルの例が冒頭の図にありますが、そのポイントは次の3点です。
ポイント1:対象機器はエアコン、冷蔵庫、テレビの3種。
ポイント2:省エネ性能を5段階で相対的に評価し、販売されている商品間の
省エネ性能の差が一目で比較できます。
ポイント3:1年間の電気料金を表示。販売価格だけでなく、ランニングコスト
も考えて商品を選択しましょう。
(毎月の電気料金を表示するほうが判り易いのでは?)

仕組みとしては、家電メーカーが提供する製品情報を基に省エネルギーセンターがデータベース化し、対象製品の省エネ性能について同種製品内での相対的性能を5段階評価し表示します。詳しくは、次のWEB頁をご覧ください。
http://www.eccj.or.jp/labeling_program/otoku/otoku.pdf

なお、統一省エネラベルの表示は努力義務であり実施は販売店の裁量に任されているが、表示がある製品を選択するなど、皆さんも是非ご活用ください。

正月2日から五日間続いた孫娘との楽しく至福の時間が終わりました。この喜びを神様に感謝。明日から年間計画や1月の仕事の準備などが始まります。

週間環境ニュース 070101-070106

2007年01月06日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経0106社会35)トヨタは東京大気汚染訴訟の控訴審で東京都が東京高裁
に示した救済策に同意する方針,国と都と首都高速道路,車メーカーによる
特定疾病医療費全額助成,全当事者利益で

○(経0106企業13)日本経済新聞は日本企業による中国での排出権取得
事業急増の様子を紹介<自助努力で目標達成困難だからと安易な(得意な)方法
に頼ってよいのか>

●(経0106企業13)日本経済新聞はロイヤルやモスフードなど例に大手外食
チェーンが相互に食品廃棄物の再利用で協力する動きを拡大と,店舗分散の
ごみ回収の効率化で

●(経0105夕刊2)日本経済新聞はニュースのわけ欄でEUの新化学物質規制
を紹介,化学品の登録,評価,認可に関する規則(REACH)が6月に導
入される,共同で対応も可能

●(経0105テクノロジー15)KDDI研究所はソフトウエアの変更だけで様
々な周波数の電波や通信方式に対応できる無線技術を開発,基本性能を確認
,ソフトウエア無線,電波法の改正が必要

●(経0105企業13)東芝物流は精密機械や家電輸送時の振動を抑制するキャ
スター付き空気緩衝器を開発,梱包省略可能に,重力加速度が9分の1に

◇(経0105総合3)日本経済新聞はきょうのことば欄で自動車NOX法を紹介
,東京大阪名古屋などの指定地域ではNOXやSOX排出を規制,猶予期間
を過ぎると未対応の新車の車検も通らなくなると

◎(刊0101自動車6)日刊工業新聞は自動車面で2ページを使いディーゼル車
,クリーン化で再び注目,日本で復権の兆し,騒音振動も技術革新で緩和<
改善>と

○(経0101特集7)週刊東洋経済は迎春合併特大号で食卓から魚が消える?水
産資源はクジラ以外は悲観的,穀物争奪戦70年代の食糧危機の再開かを掲


◎(刊0101環境14)日刊工業新聞は京都議定書08年へのカウントダウン,
止まらない排出増,対策強化の検討始まる,07年は官民挙げて抜本策の議
論年となると<議論ばかりで6%減へ急傾可能?>

睦月/January

2007年01月04日 | Granddaughter
この正月は、孫娘とその両親がゆっくり逗留しています。孫娘との距離感が一挙に取り払われて睦まじく、安らぎと幸せを味わっています。日本では、年の初めのこの月を睦月と呼びますが、まさに文字通りの正月になっています。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、日本では旧暦1月を睦月(むつき)と呼び、現在では新暦1月の別名としても用いている。睦月という名前の由来には諸説あり、最も有力なのは、親族一同集って宴をする「睦び月(むつびつき)」の意であるとするものである。他に、「元つ月(もとつつき)」「萌月(もゆつき)」「生月(うむつき)」などの説があるそうです。

一方、英語では「January」と呼び、日本とはその呼び名の由来がまったく異なる。

ローマ神話の出入り口と扉の神ヤヌスにちなみ、年の入り口にあたることから、「ヤヌスの月(January)」となったそうです。ヤヌスは、前後2つの顔を持つのが特徴である。表現上、左右に別々の顔を持つように描く場合もあり、一年の終わりと始まりの境界に位置し、1月を司る神にあたるようです。

入り口の神でもあるため、物事の始まりの神でもあった。1月の守護神であるのは、1月が入り口であり、年の始まりでもあるから。

浦和が天皇杯2連覇

2007年01月01日 | お楽しみ
浦和がJリーグ初となる2連覇を達成しました。JI優勝に続く2冠達成でもあり、心からおめでとう。

ワシントン、闘莉王、サントスそして坪井など主力を欠く浦和が、ガンバの猛攻を撥ね返し、堅守の末に後半42分にFW永井の値千金のゴールで優勝を勝ち取りました。控え組みのDFやFWでも勝てるチームに成長しました。今後、MFの阿部勇樹君が加入すれば、2年連続でJ1とACLを平行して戦うことも可能でしょう。

今日の試合では、ガンバの勝利へ向かうモチベーションは非常に高かった。前線でのタイトなディフェンスでレッズの速攻を巧みに封じていた。中盤でのボールキープ率も高かったし、攻撃でも正確なロングパスで前線のFWにボールを出し鋭い速攻につなげていた。また、アンダー20の日本代表とは言え未だ経験の浅い右のDF細貝を盛んに衝いてチャンスを作っていた。

それに対して、今日のディフェンスは集中が切れず、冷静に状況を読んで余り綻びを示すことなく守れたと思う。以前なら、かなり慌てていたと思われる状況でも冷静に対応していた。以前の気弱なレッズに比べ、最も進歩した点だと思う。ブッフバルト監督の指導の成果と言って良いのだろう。

更に、今日はキーパーの都築があたっていた。何度も好セーブを見せ、失点を防いでくれた。ナイスキーピングだった。今日の殊勲者だね。

攻撃に関しては、速攻が封じられ、ワントップの永井はきついマークのため殆ど仕事をさせて貰えていなかった。ところが、後半の30分過ぎだっただろうか、平川を下げ、長谷部を投入して山田を右アウトサイドに回したことで流れが変わり始めた。それまでレッズのDFを悩ませ攻撃の起点になっていたガンバの家長の動きを山田がうまく封じるようになったから。

この家長が攻撃に上がった後の大きなスペースを付くために、左足首を痛めた小野に代えて俊足のFW岡野を投入。また、ツートップにすることで、永井を動きやすくする事も狙いだった。

決勝点はまさにこの狙いどうりだった。長谷部から右奥のスペースを狙う岡野にパスが送られ、岡野からの折り返しを永井が何とか押し込んで決勝点をもぎ取った。

更に、準準決勝と準決勝での小野の復活を告げる3得点も嬉しかった。彼らしいセンスの良いパスやシュートを見ることが出来ました。彼の活躍があってこそ、このチームで決勝までこれたのだと思います。今年は嬉しい出来事でスタートしました。

写真は「http://sports.nikkei.co.jp/soccer/」 から