ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

統一省エネラベルとは

2007年01月07日 | 法改正など
2006年の年末商戦では省エネタイプの薄型テレビや冷蔵庫などが売れ筋だったようであり、「省エネ統一ラベル」が期待の効果を上げているようです。

省エネラベルの制度は、実は、最初に東京都が始めた。平成14年に家庭での省エネを促すラベルとしてスタートさせ、平成17年7月に家電量販店等での省エネラベルの表示を条例で義務化しました。こうした中、現在では23の都道府県の地域で省エネラベルが実施されています。

こうした流れを受け、平成18年10月からは、国が、都が始めた省エネラベルの遺伝子を引き継ぎ全国「統一省エネラベル」を開始することになりました。(省エネ法改正、第86条「小売事業者における表示制度」)(残念ながら、環境規制で地方自治体の制度を国が後追いする例は少なくない)

統一省エネラベルの例が冒頭の図にありますが、そのポイントは次の3点です。
ポイント1:対象機器はエアコン、冷蔵庫、テレビの3種。
ポイント2:省エネ性能を5段階で相対的に評価し、販売されている商品間の
省エネ性能の差が一目で比較できます。
ポイント3:1年間の電気料金を表示。販売価格だけでなく、ランニングコスト
も考えて商品を選択しましょう。
(毎月の電気料金を表示するほうが判り易いのでは?)

仕組みとしては、家電メーカーが提供する製品情報を基に省エネルギーセンターがデータベース化し、対象製品の省エネ性能について同種製品内での相対的性能を5段階評価し表示します。詳しくは、次のWEB頁をご覧ください。
http://www.eccj.or.jp/labeling_program/otoku/otoku.pdf

なお、統一省エネラベルの表示は努力義務であり実施は販売店の裁量に任されているが、表示がある製品を選択するなど、皆さんも是非ご活用ください。

正月2日から五日間続いた孫娘との楽しく至福の時間が終わりました。この喜びを神様に感謝。明日から年間計画や1月の仕事の準備などが始まります。