ISOな日々の合間に

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「あるある」が放送中止

2007年01月23日 | 出来事
例の納豆で痩せる話は、結局、作り話であったとな。その事実の発表タイミングも絶妙でした。なにしろ、信じた人々がそろそろ二週間目の体重測定を行って、「ちっとも減らない」と気付き、「おかしい」とのクレームが付く直前でしたから。

毎朝キッチンに立てば、最初に行うのは納豆のかき混ぜ。納豆が十分糸ひくまで丁寧にかき混ぜ、20分間放置の合間に朝食の準備をする。たとえ、トーストベースの朝食だろうと、最初にいただくのはもちろん納豆である。パリッと焼けたウィンナーが添えられていようが、ナットのにおいがウィンナーの香ばしさを押しのけてしまう・・・。

夕食でも同様、和食ならいざ知らず、中華だろうが、フレンチだろうが、はたまたイタリアンだろうが最初に登場するのは納豆様だ。

「あるある」が放送されて二日もすれば、行きつけのスーパーの店頭から馴染みの納豆の姿は消え、わずかに残っているのはなじみの品よりも価格が高く、普段相手にしなかった納豆だ。それでも在庫を切らさないためにしぶしぶ購入する。

何しろ、毎日朝晩食べるとなると、忙しい身には三日分程度の愛顧を持っておきたくなる。翌日、更に買い増しに行くと、やはり品薄の状態だ。そこで、ほかのスーパーまで足を伸ばし三日分ほどの在庫を確保する。ご苦労なことに・・・。

そうした家族のけなげな努力を見ていると、食べ忘れないように、あるいは、お使いの際に納豆を買い忘れたりしないように気を配り、声を掛け二人三脚なみに支援する。

一週間もすれば、顔のつやが良くなってきたよと、励まし。そろそろ体重を量ってみたらなどと、おせっかいを焼くようになる。もう二日も頑張れば、いよいよ二週間の区切りを迎え、体重計にでも乗ってみようか、という矢先の謝罪放送でした。

納豆はもともと健康に良いといわれていたこと、特別高価でもなく、食べ過ぎても害もないことから、苦々しい苦笑で終わりそうだ。

ある納豆メーカーは、納豆で痩せると聞いたことがないのでおかしいと思っていた、と言っており、この意見がもっともナチュラルな感性かも。それにつけても、品薄になったり、その後の苦情の多さからみると、「痩せる」、「お肌がきれいに」の吸引力が如何に強かったかが分かりますね。

1月12日に関連ブログがあります。