平沢の二軍落ちが決まりました。
開幕まであと半月弱ありますので浦和で打ちまくる、あるいは不幸にも故障者が出れば変わってくるかもしれませんが、まずは妥当な結論です。
ここまでオープン戦では12打数1安打7三振、今日に初ヒットは先日の角中なそれと同じく技ありの一打でしたが、逆に言えばしっかり振っての会心の打球は打てていません。
外野への飛球もいい当たりのように見えて差し込まれた感じで、毎試合のような守備のミスもあと1センチ、あと1ミリの差がいかに大きいかを痛感しているのではないかと思います。
それでもその差をこの段階で身を以て体験できたのは大きな収穫、伊東監督も一流投手と対戦をさせたかった、と西が投げる試合でのスタメン起用を説明したように課題を課題として理解し、目標を定めて鍛錬をすることで一軍に戻ってくる日はそう遠くないとの期待があるのでしょう。
そうなれば浦和でどう育てていくのか、エラーを連発し、また1割台の打率でも我慢をして起用できるかどうか、やはりルーキーイヤーに一軍キャンプながらも開幕一軍を逃した西岡は浦和で300打席ほどで.216、それでも夏前に一軍に昇格をしてプロ初ヒットを放っています。
一方で一軍生き残りに必死な細谷、そして井上は結果を残しました。
細谷はチームトップの2本目のホームランでサヨナラ劇を演出し、また併殺でチャンスを潰しながらも3安打猛打賞と盛り返した井上も同点タイムリーで必死にアピールです。
追い込まれるとボールを追いかける癖のある細谷が早いカウントからバットを振り抜いているのは意識改革か、井上もコースに逆らわずに広角に打てています。
今後にベテラン枠、福浦とサブローがどうなるかにもよりますが、開幕当初は先発が外れることで一軍枠がやや広がりますから、両選手の開幕一軍は濃厚でしょう。
それを確実にするためにももう一押し、結果は欲しいものの欲しがらないこと、これまでそれで打撃スタイルを崩してきましたから辛抱を願います。
先発のスタンリッジはオープン戦では珍しいイニング途中での降板でヒヤッとさせられましたが、試合後のコメントを見る限りでは故障などではなさそうです。
球数を決めていたのか、コントロールに苦しんだようですがそれでも15球ペースですのでさすがと言うべきか、やはり一番の敵は味方打線の援護なのでしょう。
ここにきての大谷、西野の連投は開幕を意識したものか、そして感涙の内はスピード、キレともに抜群の3者連続三振で勝利の方程式に仲間入りです。
3人で繋ぐのか八回を大谷とシェアするのかは先発の出来次第ですが、春先から万全な内がいる、それだけでウキウキ感を抑えきれません。
これで藤岡もピシャリなら言うことはないのですが追い込んでから攻めきれないのは相変わらず、悪いときに悪いなりに投げられないので使い方が難しくなります。
トータルで見れば松永が上ですので、藤岡にはロングもできる同点、あるいは僅差のビハインドでの起用で使い倒すぐらいの今季でよいように思います。
試合はサヨナラ勝ちは嬉しいもののペナントレースではありえない継投の結果ですし、そこまでの決定力不足を考えれば素直には喜べません。
前日の走塁のように限度をわきまえないルール改変で野球が変わりそうな中でどう試合を組み立てていくか、ベンチの采配がこれまで以上に重くなるシーズンになりそうです。

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◆3月13日(日) 千葉ロッテ-オリックスOP4回戦(2勝2敗、13時、QVCマリン、10,009人) ▽勝 西野 4試合2勝 ▽敗 海田 3試合1敗 ▽本塁打 細谷2号(海田)
▽バッテリー 千葉ロッテ スタンリッジ、阿部、藤岡、大谷、内、西野―吉田 オリックス 西、岸田、平野、海田―伊藤、山崎勝
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