両チーム合わせて33安打20得点は乱打戦と言ってよいのか、打撃コーチはニコニコ、投手コーチは渋い顔、しかし佐藤峻、高木、塚原といったところよりも涌井、香月良が打たれたロッテの方がダメージが大きいような、落合コーチは胃がキリキリと痛んでいるのではないかと思います。
涌井などは「この時期は打たれる」と余裕を見せていますし、実績のある投手ですのでその言葉を信じたいのですが、しかし不安がないと言えば嘘になります。
中継ぎ陣でもオープン戦で2戦続けて打ち込まれた田中靖は二死からの四球がきっかけですので印象が悪く、これで二軍降格となるかもしれません。
そしてリードをした吉田は3安打猛打賞を素直に喜べず、打てなくとも投手が抑えた前日の方がベンチの印象はプラスだったのではないかと、アピールをしきれませんでした。
一方で打線は井上が一発を含む2安打4打点と投手のレベルを考えれば差し引く必要はあるにせよ、結果が出続けていることは素直に喜びたいです。
強引なスイングが減ってコースに逆らわないスイングができているからこそで、ここぞというところでの引っ張りでパワーを見せつけていますし、デスパイネとの競演が楽しみです。
また首痛の角中が欠場、清田も侍ジャパンへの合流でチームを離れたのか荻野、伊志嶺、細谷の外野陣にもそれぞれヒットが出て、その中でも岡田のインフル離脱と今ひとつ乗りきれない荻野を尻目に伊志嶺がやたらと元気、四球も選んで出塁率も高いですし、さりげなく開幕スタメンに近づいているかもしれません。
とにもかくにも三木をもう少し使えないのかな、とは思いますが、ここまではいい競い合いができているのではないかと、この流れのままでお願いします。
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◆3月3日(木) オリックス-千葉ロッテOP2回戦(1勝1敗、18時、京セラドーム、5,958人) ▽バッテリー |