チームは大阪まで東上をしてのオープン戦、心配をしていた石川にとっての今季初の実戦登板となりましたが、明暗くっきりのピッチングとなりました。
課題としていたストレートの走りはMAX147キロの力強いボールを制球よく本人も満足の仕上がりぶりで、しかし一方で伝家の宝刀であるシンカーを含めた変化球のキレ、コントロールが今ひとつで、「ストライクが取れること」をテーマとしていたことからすれば四死球が絡んだ失点があり、満足のいく結果とは言い難いものがあります。
それでも落合コーチのコメントのとおりにストレートに力があれば何とかなるものですし、出足としてはさほどに気に病む必要もないでしょう。
ただ先頭打者アーチを浴びたボグセビックを次の打席で歩かせたことは今後に引きずるかもしれず、やや気にはなります。
二番手以降は内野陣と同じく激しく競り合う中継ぎ陣が踏ん張り、阿部が持ち直したのが収穫、結果の欲しい南の2イニング目が残念でした。
打線は一軍に合流をした荻野、肘井が結果を残せず活性剤にはなれませんでしたが、連続試合ヒットの続く井上、急造外野手としての守備が不安ながらも途中出場からマルチヒットの細谷、同じく途中から1安打1四球の伊志嶺と、開幕一軍を狙う選手たちの頑張りが目立ちました。
バットは湿りがちながらも吉田がまずまずのリードでしたし、中村も久々のマルチヒット、若手の活きのよさには心が躍ります。
浦和でも教育リーグが始まり平沢が3安打猛打賞、香月一が満塁弾、開幕ローテを狙う二木が5回無失点、川満も1四球にまとめての4回無失点、こちらもいい感じです。
明日もオリックスとのオープン戦、同一リーグには嫌なイメージを残したいので、足を使ったかき回す野球でいきましょう。
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◆3月2日(水) オリックス-千葉ロッテOP1回戦(ロッテ1勝、18時、京セラドーム、6,453人) ▽バッテリー |