前日には試合中盤から降り出す予報だったものが朝になってみれば午前中からの雨に変わり、そして開門直前から降り出した雨は徐々に雨足を強めての降雨コールドゲームです。
ただこういった展開では黒星がお約束なのですが珍しくも美味しい白星は前日の涌井の炎上を洗い流してくれる雨だと、濡れカモメになりつつ意を強くしています。
ボルシンガーは春季キャンプから足元を気にすることが多かったのですが今日はぬかるんだマウンドに何度も足を取られて、それは守備でベースカバーに入るときもそうでしたので本人はかなりやりづらかったでしょう、いきなり四球が絡んでの無死一二塁から浅村に被弾、その後も毎回ヒットを浴びて苦しいピッチングでした。
それでも大崩れをしないのがボルシンガー、条件が悪いのは打者も同じ、と黙々と投げる姿を他の投手も学ぶべきです。
まさか歩いて球場入りをするとは、と唖然として見送ってしまった庶民派がいつまでもそうであってくれることを願いつつ、次できっちりと二桁勝利といきましょう。
そんなボルシンガーを支えるのはオレ、とばかりに井上が逆転満塁アーチは8本中6本がボルシンガーへのプレゼントと超徹底、右方向への一発にこそ意味があります。
ヒットは出ても走者を返せない打線に一番に求められるのは打点を稼げる存在、打率は今ひとつながらもリーグ9位の39打点の井上が五番に定着できれば雰囲気も変わります。
そして井上にとっても二桁アーチに乗せられれば見える景色も変わってくるはず、次のボルシンガーの登板で10勝&10号も夢物語ではありません。
ひねられそうな気配のあった今井が勝手にこけただけではありますがミスター四球、平沢から始まった攻撃での逆転劇も勢いに繋げる、そんな明日で勝ち越しを決めるぞ!
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◆6月23日(土) 千葉ロッテ−西武11回戦(西武6勝5敗、14時1分、ZOZOマリン、25,107人)
▽勝 ボルシンガー 11試合9勝1敗
▽敗 今井 2試合1勝1敗
▽本塁打 浅村15号(ボルシンガー)、井上8号(今井)
▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー—田村
西武 今井—岡田