貧打を誇る両チームの対戦は今日も僅差で最後にまた内が決壊をしそうになってヒヤリとさせられましたが、陽川は武山ではなく無事に逃げ切れました。
ボルシンガーはこれでリーグトップに並ぶ7勝目、適度に抜けながらもストライクゾーンで勝負ができるようになってからは無敵モードになりつつありますから対戦する機会の少ないセントラルからすればやっかいな相手でしょう、球数も少なくなってテンポがよくなったこともあってか打線の援護もある好循環です。
武器となるナックルカーブは落差がカーブに比べれば小さいものの球速が出るためにスライダーとほぼ変わらず、また結果オーライなツーシームとの緩急ではなく軌道での勝負となるため打者としては的が絞りにくく、ボルシンガーはバンデンハークとはまた違ったタイプのナックルカーブ使いです。
交流戦が入ったことで慣れつつあったパシフィックの打者の感覚が鈍ることもあるでしょうから、一気に二桁勝利、そして最多勝を目指してもらいましょう。
そのボルシンガーの2犠打がいずれも得点に絡んだのもこれまた好循環、三木などは見習わなければ、そして藤岡裕が後輩撃ちで全打点を叩き出しました。
相変わらずに手首をこねくり回していますのでなかなか打球が上がりませんがまだ対左腕の方がマシか、今日は振りにいく意識が見て取れましたので続けてもらいたいです。
そんな中で清田の欠場は理由を承知していませんがチャンスをもらった加藤の4タコが痛い、こういうときに結果を残せないから固定オーダーがまかり通ってしまいます。
井口監督がレギュラーを期待しているとの報道もありますがそれに比して扱いがぞんざいにも思えますので、地元に戻ったあたりでペゲーロとの入れ替えになるかもしれません。
それにしても雨が読めない、昨日の市原、今日の浦安で試合があるとは想像だにできず夢の中、明日の甲子園はいかに。
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◆6月10日(日) 阪神−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、14時1分、甲子園、46,633人)
▽勝 ボルシンガー 9試合7勝1敗
▽S 内 27試合1勝2敗13S
▽敗 高橋遙 6試合2勝3敗
▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、松永、内—田村
阪神 高橋遙、尾仲、谷川、藤川、岩崎—長坂、原口